メニュー

ブログ

自律神経失調症, 各種症状 2020.06.09

自律神経を乱す肩こり解消には「鎖骨ほぐし」
自律神経を乱す肩こり解消には「鎖骨ほぐし」

鎖骨ほぐしとは?

今まで多くの自律神経を乱した患者さんを見てまいりましたが、ひとつの原因に肩や背中が張っている方がとても多いことに驚かされます。
そこで今回は体調がすぐれない時即効性ある運動を紹介いたします。

肩こり解消には、肩をもむなどの方法もございますが、肩こりだけでなく、首痛、頭痛にも効果がある、今注目の「鎖骨ほぐし」って知っていますか?

“肩こり“と“鎖骨“の関係
肩こりだけでなく、首痛、頭痛にも効く「鎖骨ほぐし」。でも、“肩こり“と“鎖骨“に、何の関係が!?

腕を上げてみてください。上がりましたね。
では、鎖骨を押さえて腕を上げてみてください。
あら不思議! 腕が上がりません!

「鎖骨は胸骨・肩甲骨と繋がっており、鎖骨が圧迫されると肩の関節が動きにくくなります。また、鎖骨の周りには多くの神経や血管、リンパが密集していて、圧迫により血流が悪くなり老廃物が溜まりやすくなります。」

鎖骨ほぐしの目的は、鎖骨を自由に動かせるようにすること。そのために鎖骨周辺の皮膚をつまんで引きはがすことが効果的なのです」

筋肉の位置を確認
鎖骨ほぐしの方法
鎖骨には、以下の5つの筋肉がくっついています。

1.胸鎖乳突筋

 

2.僧帽筋上部線維

3.鎖骨下筋

 

4.大胸筋鎖骨部

5.三角筋前部線維

これらの筋肉が硬いと鎖骨が動かなくなります。鎖骨の上側にあるのが
1.胸鎖乳突筋、背中の上部表層に広がる
2.僧帽筋上部線維、鎖骨の下の胸側にあるのが
4.大胸筋、腕最上部の表層筋の前の部分が5.三角筋前部線維。3.鎖骨下筋は深いところにあるので、「鎖骨ほぐし」では、3.以外の4つの筋肉の上にある“皮膚“をほぐします。

「鎖骨ほぐし」のポイントは、“皮膚“をつまんで引っ張ること。筋肉を揉みほぐすのではなく、皮膚をほぐす理由は?

ここでまた、これを試してみてください!

屈伸してください。できますね。
では、パツパツのジーンズを履いて屈伸してください。
むむっ、脚が曲がりませんね。

「これは筋肉も同じ。いくら筋肉や関節が柔らかくても、外側の皮膚がタイトだと、動かなくなってしまいます。そこで鎖骨周辺の皮膚を柔らかくすることが必要なのです」

《「鎖骨ほぐし」の方法》
【場所】引っ張るエリアは4カ所
上記の5つの筋肉の1.2.4.5.、

つまり鎖骨の上下・内外の4カ所。

皮膚をつまみ、上下左右斜めに引っ張る。人によって硬い方向がでてくるので、そこは入念につまむ。

5.三角筋は、猫背にして体を丸めるとやりやすくなります。

【強さ】痛キモチ良いぐらいの強さで
しっかりつまんで、引き剥がすイメージで。

【時間】1カ所5秒でOK
同じ場所をつまみすぎると皮膚が赤くなるので、1カ所5秒程度、全体で3~5分程度OK。

【頻度】朝昼晩の3回

 

“ながら“でOK。入浴中、ストレッチ前、マッサージを受ける前にもオススメです。

 

 

凝りでカチカチの人は、最初は皮膚がつまめないかもしれませんが、

繰り返すうちつまめるようになります。

 

 

鎖骨ほぐしに挑戦してみました。

 

最初は、まったく皮膚がつまめませんでしたが、3日ぐらい続けたところでつまみやすい部分が少し出てきて、

1週間で4カ所全ての皮膚をつまめるようになりました。

 

 

 

テレビを見ながら、お風呂に入りながら、トイレのついでに、仕事のちょっとした息抜きに、気軽にできるので長く続けられそうです。
やってみる価値おおいにあります。

ちなみにこちらは、首肩に軽いコリや痛みがある方にも効きますのでためしてみてください。

ざひ、皆さんも試しにやってみて下さい。