メニュー

ブログ

各種症状, 腰椎分離症, 腰痛 2019.08.01

腰椎分離症について
腰椎分離症はカイマ接骨院へ!

腰椎分離症でお悩みの方がたくさん来院されております。
腰痛でのご相談やアドバイスも行なっております。まずは、当院にお電話もしくはご来院ください。

●腰痛分離症
腰椎分離とは腰椎の上関節突起と下関節突起の間、いわゆる関節突起間部で前方部分と後方部分が離断し、骨性の連絡がなくなった状態をいいます。また、上位椎体が下位椎体の上を前方にすべり出す場合があり、このような場合は腰椎分離・すべり症といいます。腰椎分離症

●原因と発生機序
スポーツ選手の分離の発生要因は、成長期における過度のスポーツ活動により生じる下位腰椎の疲労骨折との説が有力です。
分離による腰痛は、分離の発生時期より遅れるとの報告もあり、骨性の要素のみが痛みの原因ではなく、分離椎弓の不安定性によって分離部周囲の循環障害などが起こり、腰神経後枝内側枝が刺激され発症すると考えられています。

●症状および理学的検査
主症状は腰痛で、練習量の増加で憎悪し、スポーツ活動の停止により和らぎます。
日常動作では、起床時、坐位、立位などの長時間の同一姿勢により増強します。
ワンレッグハイパーエクステンションテストにより増強するかを検査します。
そのほか、①分離部(ほとんどが第5腰椎)の傍背柱筋の圧痛や緊張、②棘突起の叩打痛や陥凹の状態、③腰椎の前弯の程度を調べます。

処置と理学的療法

長期の固定で完治させます。
症状が軽い腰痛程度なら、電療などの理学療法を施し筋肉・神経の緊張を取り除きしばらく安静を保って痛みのなくなるのを待ち、腹筋 と背筋 の強化をこころがけます。
診断によって重度となった場合には完全な固定が必要とされ、コルセットによる保存療法を用います。
とくに成長期の方は固定期間が長くなります。
これは確実に骨をくっつけて完治させるという考えによるものです。骨の離れ方が大きくて硬化してしまったり、椎間板の障害を併発しているとき (大人ではこうなっていることがある)は、手術を行うケースもあります。

●スポーツヘの復帰
固定による治療だと、コルセットを3~6か月。途中からリハビリテーションを開始し、コルセットがとれたあともしばらく続きます。スポーツ復帰は半年以上も先になります。なによりも予防と早期発見が大切になるので、普段からの筋力強化、腰への負担の大きい練習の見直しなどを重視ししましょう。