秋から冬の季節は自律神経のうちの交感神経( ストレス・ 活動の神経)が緊張して寒さと戦っています。
実際、日本列島に、冬、シベリアの高気圧が張り出してきたときは、気圧は1050ヘクトパスカルほどあります。
ところが、春の温暖な天気になったときは、
1010ヘクトパスカルくらいまで低下します。
低気圧におおわれます。
これくらい 気圧が低下すると、空気が薄くなるので、私たちは薄めの空気を吸うために、すごくゆったりとした心境になってきます。
だから、春になると眠気が強くなったり、動作がゆったりするわけです。正常な生理現象ですね。
しかし、これが行きすぎると何だか元気が出ないという心境になってきます。
なぜかというと、自律神経のうちの副交感神経( リラックス・ 休息の神経)がはたらくようになる。
5月のゴールデンウイークが終わると、学校や会社に行くファイトが何だかなくなる、というのもこのためです。
こういうとき、自分のなまけぐせで元気が出ないのではなく、みんなが同じ気持ちになる環境なのだと考えると少し安心します。
つまり5月病です。
夏はどうでしよう。暑いので空気が軽くなり、上昇気流が出るために低気圧がとても強くなります。
海のほうには相対的に高気圧ができますが、夏自体は低気圧傾向であり、副交感神経優位で、くつろぐ体調です。
だから、夏休みはバカンスを楽しみゆっくり休むのが、本来あるべき姿です。
秋になると、今度は冬に向かつて高気圧に変わっていきます。体調は副交感神経優 位から交感神経優位に変わります。 そのときは、やる気が出るというメリツトがあるのですがヽ逆に心臓や血管に負担がかかります。寒暖差が激しくなり交感神経、副交感神経いったりきたり。
そういう病気持ちの人には危険な季節といえます。
そして冬の日本は全体的に高気圧となり、元気が出やすくなります。
このように、1年の季節の移り変わりと自律神経の関係を理解すると自分の体のことがよくわかってきます。
誰でも漠然と「 天気と気分はつながっている」と思っていますが、気圧、酸素の濃さ。
薄さ、それと連動する自律神経のことを考えると、体や心の好不調の謎が解ける感じです。
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